カントリーハーヴェスト誕生物語

皆さんにご評価いただいておりますカントリーハ―ヴェストソースの誕生について、お話しさせていただきます。

無添加ソースのはじまり

高橋博志会長が入社した昭和46年当時、合成甘味料などの添加物の発がん性が騒がれはじめ、使用禁止措置や製品回収がとられた時代でした。また、レイチェル・カーソン女史や有吉佐和子女史の複合汚染で知られているように公害や農薬の問題などもこの時代に顕在化してきました。このことを契機に、安心・安全なソースを作ろうと、化学調味料、着色料、保存料、甘味料などの食品添加物を使わない、無添加ソース(その当時は純正ソースと命名)を作ろうと決め、味づくりに取り掛かり、やっとの思いで製品化、発売をしました。しかし当時、黒いソースが当たり前の中、黒くない茶色いソースであったこと、また添加物を使わないために価格も高いものになってしまい、全く売れませんでした。まだ時代が早かったのかもしれません。

注目される食品の安全・安心と生産土台の確立

時は少し過ぎ、昭和50年代はじめ、農薬や化学肥料の多投に疑問を持ち、無農薬や有機栽培を志す生産者と多くの出会いを重ねるようになり、その生産者より主原料である野菜や果実の供給を受けれるようになりました。そして、その野菜・果実をベースに以前に開発した無添加ソースのレシピをもとに、試作を重ね、昭和57年、ついにカントリーハ―ヴェストの前身でもある『自然食ソース』の発売をするに至ります。この頃より、食品の安全・安心に関心がもたれるようになり、信頼のおける生産者さんの農作物を使ったり、食品添加物を使用しないと言うことの大切さが、徐々に皆様に認知していただけるようになりました。

カントリーハ―ヴェストソースの誕生

カントリーハ―ヴェストソースは、『自然食ソース』をより良いものにしようと、原材料一つひとつを吟味し、本当に安全でおいしいものをとことん調べ、作っている場所、又は育てている場所に実際に訪れています。そのものづくりに真剣に取り組んでいる作り手から、頂いたものを原料として、一つの作品を作り上げるように磨き上げてきました。私たち高橋ソースのものづくりの基本は、人であると考えています。土壌から農作物を作る生産者さんから、その農作物の恩恵に感謝して、ものづくりをする人たちのおもいを、カントリーハ―ヴェストと言うブランドを通して、食していただく消費者の皆様に、伝えていきたいと考えております。

カントリーハ―ヴェストの名前の由来は、安心で美味しい適地適作の素材は、すべて自然の恵みから来ております。
その農作物の育つ豊かな農耕地(カントリーサイド)、そして、その収穫物(ハーヴェスト)の言葉より、カントリーハ―ヴェストと名付けました。